Creative Sound Blaster G6の設定研究
タイトル通り、突如soundの設定が飛びました。
fps(r6s,csgo)向けにイコライザ等を再設定した際に調べた事をメモ代わりに書いていく。基本的にSound BlasterのACOUSTIC ENGINE設定について。
正直ヘッドセットの設定とかは適当にやってたので勉強になりました。間違ってても謝らないよ。
追記:結構多くの人に見てもらえているらしいのですが、役に立ったかどうか、知りたい事だったかどうかコメント残していただけると助かります。
音周りの環境
・サウンドカード:Creative Sound Blaster G6
・使用ソフト:Sound Blaster Connect
soundblasterの説明サイト
SBX Pro Studio | For 3D audio immersion | soundblaster.com
説明に出てくるそれぞれの用語を検索してもあまり情報がなく、参考にならなかった。音響関係の知識がないのでわかる人が見たらわかるのかもしれない。
- サラウンドはOFFにする
サラウンドを入れてしまうと、音の定位がぼやけてわかりにくくなってしまう。
https://www.jp.onkyo.com/audiovisual/hometheater/introduction3.htm
ここで解説されている通り、現実のサラウンドは物理的にスピーカーを追加するのに対し、バーチャルサラウンドはヘッドセットに既についているスピーカーを用いて、疑似的にサラウンドの状態を作り出している。
「バーチャルサラウンド fps」で検索すると、いくらでも説明が出てくるので詳しい事は省略するが、fpsではバーチャルサラウンドをONにしてもむしろ定位が分かりにくくなるので逆効果。
一般的にはfpsのタイトルによっても5.1chや7.1chに対応していれば効果があるらしかったり、dolby atomos for headphonesというなんかいい感じにゲームでバーチャルサラウンドが使えるものがあるらしかったり、リアル7.1chのヘッドセットがあったりと、調べていくうちによくわからなくなったので考えるのをやめた。多分自分の環境だとOFFで間違いない。
たまに7.1chサラウンド!とか言って売り出しているゲーミングヘッドセットなんかはどうなんだ…?と思いましたまる
- クリスタライザーもOFF
クリスタライザーについて調べても大した情報が出てこない。
【4Gamer.net】 −「3Dゲーマーに贈るSound Blaster X-Fi集中講義」− 特集
このサイトはG6の前の世代のものだが、ここにクリスタライザーの基本的な仕組みが書いてあった。以下引用。
イコライザを使うと,低域(低い音)や高域(高い音)などを強調できることは,経験的にご存じと思うが,24-bit Crystalizerは,単純にこういうことをしているわけではない。オリジナルのサウンドデータを24bit/96kHzにアップサンプリングし,このとき発生する“音の隙間”を補間することで,音の情報量をリアルタイムで増やしているのだ。
ただ情報量を増やしただけで,なぜ低域と高域が強調されるのかだが,この理由は,実は簡単。Sound Blaster X-Fiのカタログにも書いてあるが,24-bit Crystalizerは,MP3(正確にはMPEG-1 Audio Layer 3)に代表される,いわゆる圧縮サウンドファイル用なのだ。人間の耳は,一定以下の低域,あるいは一定以上の高域の音が,聞こえづらくできている。そこで,MP3などの圧縮音声ファイルでは,(乱暴にいえば)こういった聞こえづらい音を「聞こえないんだから,なくてもいいよね」と,ばっさりカットすることで,ファイルサイズを小さくしているのである※。はっきりとしたドキュメントが公開されていないので,100%の断言はできないが,24-bit Crystalizerは,この失われた低域や高域を,リアルタイムに補間する機能と考えてまず間違いない。だから,MP3などの圧縮サウンドファイルを,24-bit Crystalizerを有効にして圧縮音声ファイル,低域と高域が強調されたように感じる,というわけである。
「Sound BlasterX G6」レビュー。PCでもPS4でもSwitchでもバーチャルサラウンドを利用できる製品は「エンジョイ勢」に向く - 4Gamer.net
G6について解説するこちらの記事では、「高周波を中心に,入力レベルに応じた強調を行う」とだけ書いてある。
とにかく、普通ならカットされているはずの高音域(たぶん低音域も)を補完してブーストしてくれる機能らしい。が、聞きたい足音などの重要な音は人の聞きやすい音域、つまりクリスタライザーを使用しなくてもいい音域の音なはず。その他の細かな高音域、低音域を補完したところで余計な細かい音が増えてしまうだけになる。
それよりも聞こえる範囲の音をイコライザで強調したほうが強いと思うので、クリスタライザーもOFFにすることにした。
- バスについて
どこを見ても、「低音を強化する!終わり!いかかでしたか!」
みたいな書き方されていてよくわからない。低音が強化される代わりに音の細かさが失われるとの情報も散見されたが真偽は不明。体感だとありそう……かな、程度。
周波数テスト動画を開いてバスを100にし、バスのon offを繰り返して確認してみたが、125hz付近からそれ以下を強調しているようだった。
fpsの足音は大体125hzを中心に、低くて62hz、高い足音だと500hzまで広がっている。
参考:
https://vanillaice-fps.com/pubg/equalizer
【Apex Legends】イコライザ設定方法 | FPS酒場
https://www.youtube.com/watch?v=Ctd7R6D_HM4&feature=youtu.be
AVA Sound Blaster X-Fi Titaniumのセッティングを理解する【ゲーム音の周波数特性】 : Danger Line
【CS:GO】RazerSurroundを使ったCS:GO向けイコライザ設定 - MamEの脱Noobまでの道のり
バスを入れることで足音の種類のうち、1/4程度は強調されるはず。また、低音の環境音なども強化されてしまうのも考慮しなければいけない。
1/4の足音を強調することでどのくらいゲーム内での聞き取りやすさに差があるのかは体感になると思う。自分は10だけ上げることにした。
- SmartVol
ダイナミックレンジの制御をするらしい。ダイナミックレンジは最小音量と最大音量の関係を比率で表したもの(コトバンク)。つまり、大きな音を小さめに、小さな音を大きくしてくれると考えて多分いい。
fpsでは銃声や爆発音の音量を下げてくれる代わりに、小さな環境音も大きくしてしまうのでバランスが大事。
追記:特にバトロワ系タイトルだと遠い場所の音を聞きやすくすることができるが、距離感がつかみにくくなるので慣れが必要になると思う。
イコライザで上げ下げした周波数も、もしかしたら一定にしようとするのかもしれない。
ONにして損はない設定だと思うが、数値は自分で調整するしかない。数値を上げていくと全体的に音量が上がって滅茶苦茶うるさくなるのに加え、自分の環境はノイズが非常に多くなったので大きくても30ぐらいで十分だった。
最終的には25に設定した。
- DIALOG+
音声を聞き取りやすくするものらしい。ここまで色々調べてめんどくさくなったし、見るからにfps向けではなさそうなのでoff。
以上。調べたことをまとめてみたけど分からない事だらけだったので、音に詳しい人がいたら教えてください。
終わり。